技能実習・特定技能でどのようにキャリアアップできるの?
技能実習・特定技能でどのようにキャリアアップできるの?
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1. 技能実習・特定技能だと、日本で何年働ける?
技能実習は1号・2号・3号があります。以下の表のとおり、1号は1年間、2号・3号ではそれぞれ2年間働くことができるので、最大5年間働くことができます。なお、上の号に上がるためには、技能試験に合格する必要があります。
特定技能は1号・2号があります。1号は5年間、2号は無期限で働くことができます。特定技能1号を取得するためには、
①特定技能試験の合格+日本語能力試験N4等を取得する方法
②技能実習2号または3号から移行する方法があります。
したがって、技能実習2号から特定技能1号に移行した場合は最大8年間、技能実習3号から特定技能1号に移行した場合は最大10年間日本で働くことができます。さらに特定技能2号を取得した場合、無期限で働くことができますし、配偶者と子供を日本に連れてくることもできます。
2. 技能実習・特定技能でいくら稼げるの?
以下の表は2021年の技能実習1・2・3号と特定技能1号(全分野)の平均月額給与です。表を見てわかるように、技能実習生の号が上がると給与額も上がります。また、特定技能1号になるとさらに給与額があがります。そのため、技能と日本語能力を向上させることが重要です(※技能実習生2号・3号になるためには技能試験等に合格する必要があります)。特定技能2号はまだ人数が少ないので平均賃金に関するデータはありませんが、特定技能1号よりも高い技能が求められるので、賃金もより高額になります。なお、この給与額は税引前の金額です。ここから税金・社会保険料等が控除されるので、手取額は額面より低くなります。
以下の表は、2020~2022年の技能実習生の平均月額給与(ボーナス等を除く)です。この表を見ても、毎年技能実習生の給与額が上がっていることがわかります。
3. まとめ
技能実習1号からキャリアを始めた人は、その後、技能実習2号→3号または特定技能1号→特定技能2号へとキャリアアップが可能です。
特定技能1号からキャリアを始めた人も、特定技能2号になれます。
技能・日本語能力を高めることでより長く働けるようになり、賃金も上がります。
特定技能や技能実習について知りたい人は、以下のリンクを見てください。
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