履歴書(りれきしょ)の書(か)き方(かた)を知(し)ろう~文例(ぶんれい)で説明(せつめい)~
履歴書(りれきしょ)の書(か)き方(かた)を知(し)ろう~文例(ぶんれい)で説明(せつめい)~
日本(にほん)で就職活動(しゅうしょくかつどう)をする際(さい)、履歴書(りれきしょ)やエントリーシートに「自己(じこ)PR」「志望動機(しぼうどうき)」「長所(ちょうしょ)・短所(たんしょ)」などの欄(らん)がありますね。こうした欄(らん)であなたのよさをPRできれば、面接(めんせつ)に進(すす)める可能性(かのうせい)が高(たか)くなります。履歴書(りれきしょ)の書(か)き方(かた)と文例(ぶんれい)を紹介(しょうかい)します。
PRしたいこと(結論(けつろん))と説明(せつめい)を書(か)く
留学生が履歴書に書く文章には、説明不足で短い文章がよくあります。それでは、採用担当者があなたに会ってみたいと思いません。「会ってみたい」と思われるような文章を意識しましょう。
履歴書の各欄には、まず相手に一番伝えたいこと(結論)を書き、次にそれに関する説明を書くと、わかりやすい内容になります。
その「説明」には具体的な経験を記入しましょう。例えば、「自分は困難を乗り越えて努力することができる」という「結論」を伝えたい場合、その結論に関する「説明」として、あなたが過去に困難を乗り越えて努力をした経験を書き込むとよいでしょう。
「短所(たんしょ)」だけを書(か)いてはいけません
だれにでも短所はあります。しかし、履歴書に「短所」だけを書いてはいけません。企業が知りたいのは、あなたがその短所をどのように改善してきたかということです。入社後、「あなたができないこと」はたくさん出てきます。その「できないこと」に対処していく姿勢があるかどうかを知りたいのです。
「短所」の欄には、あなたが課題や短所をのりこえた事例を書き込みましょう。
履歴書(りれきしょ)の文例(ぶんれい)
それでは、先輩留学生が実際に履歴書に書いた文章を見ながら考えましょう。
記入欄:学生時代に勉強以外に力を注いだこと
原文
私はスーパーでレジを担当しています。入ったばかりの頃はミスが多かったです。 次の日から出勤前にマニュアルを読んで、レジ操作を思い出しながら脳トレをしたり、何回も読むことで自分ですぐにできるように心がけました。一日の終わりには、今日の自分が良かったこと、失敗したことを全部思い出して反省すると同時に、改善策を冷静に考えました。同じ失敗を繰り返さないように自分の日記に書いておくことにしました。できないことはないです。それをできるようにするには努力が大切だということがわかりました。
改善点
「失敗をくり返さないための努力を身に付けた」という結論を先に書くと、もっとわかりやすくなります。 上記の文章を直します。
修正例
私はアルバイトを通じ、失敗を書きとめて今後の改善に生かす習慣を身につけました。私は3年前からスーパーのレジ担当をしています。当初はわからないことがたくさんありました。例えば、レジを打ち終わった後にお客様から一部返品を依頼され、どう対応したらよいかわかりませんでした。そんなとき、指導役の人を呼んで対応し、お待たせしたことをお客様に謝ったうえで、次回から自分で対応できるように、その日のうちにメモしました。そして、その後も失敗や成功、対処方法についてメモを続けました。すると、数カ月後には、わからないことがなくなりました。ノートの内容は後輩にも伝え、一部は店のマニュアルにも反映されました。
参照元:JP-MIRAIポータル (https://portal.jp-mirai.org/ja/work/s/work-in-japan/writing-a-resume-explained-with-an-example)
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