日本(にほん)の保険制度(ほけんせいど)について
日本(にほん)の保険制度(ほけんせいど)について
日本(にほん)に住(す)む外国人(がいこくじん)も年金(ねんきん)と医療保険(いりょうほけん)(健康保険(けんこうほけん))に加入(かにゅう)しなければなりません。病院(びょういん)などで健康保険証(けんこうほけんしょう)を出(だ)すと、自己負担(じこふたん)が減(へ)ります。このページでは、年金(ねんきん)や医療保険(いりょうほけん)などについて説明(せつめい)します。
日本(にほん)の主(おも)な社会保険(しゃかいほけん)
- 年金保険
- 医療保険(健康保険)
- 雇用保険
- 労災保険
- 介護保険
年金制度(ねんきんせいど)
日本の公的な年金制度には「厚生年金保険」と「国民年金」があります。住民登録をした外国人にも加入義務があります。
- 厚生年金保険:「技術・人文知識・国際業務(技人国)」や特定技能外国人とその家族、技能実習生など。保険料は会社と本人が半分ずつ負担します。
- 国民年金:留学生とその家族など(20歳以上59歳以下)。
どのような場合(ばあい)に年金(ねんきん)を受(う)け取(と)れるの?
- 10年以上保険料を納めた人は、65歳になれば、年金を毎年受け取れます。
- 病気やけがで障害を負った場合。
- 本人が亡くなった場合、配偶者か子どもに年金が支給されます。
保険料(ほけんりょう)の還付(かんぷ)について
母国に帰国後、日本で納めた年金保険料の一部を返してもらう「脱退一時金」という制度があります。
国民年金(こくみんねんきん)に加入(かにゅう)するには
「国民年金」には自分で加入し保険料も自分で払います。
- 20歳以上で来日した場合、市区町村の役所で住民登録をした後、その役所で手続きします。
- 19歳以下で来日した場合、20歳になって約2週間以内に自宅に「国民年金加入のお知らせ」や年金保険料の納付書が届きます。その納付書を使って保険料を支払うか、学生の場合は、一緒に送られている申請書で「学生納付特例制度」の適用(納付免除)を申請します。
学生納付特例(がくせいのうふとくれい)制度(せいど)
学生の場合、卒業するまで保険料を納めなくてもよい「学生納付特例制度」があります。
基礎年金番号通知書(きそねんきんばんごうつうちしょ)
加入後、「年金手帳」と保険料納付書が自宅に届けられていましたが、2022年4月に年金手帳は廃止され、代わりに「基礎年金番号通知書」が届きます。日本で就職する際に基礎年金番号が必要です。
医療保険(いりょうほけん)
公的な医療保険には主に健康保険と国民健康保険があります。
- 健康保険:技人国や特定技能外国人とその家族、技能実習生など。保険料は会社と従業員が半分ずつ負担。
- 国民健康保険:留学生とその家族など。
- 病院などで健康保健証を渡すと、医療費の自己負担が多くの場合30%になります。
- 保険が適用されない医療もあります。
国民健康保険(こくみんけんこうほけん)に加入(かにゅう)するには
「国民健康保険」には自分で加入し、自分で保険料を払います。
- 市区町村の役所で手続き
- 在留カードやパスポートが必要
- 同居する家族も一緒に加入
- 住所が変わった場合は、新住所の役所で申請(新しい保険証になる)
労働保険(ろうどうほけん)
労働保険と呼ばれる次のような社会保険があります。
- 雇用保険:失業したときに給付を受けられる制度。留学生は加入できません。
- 労災保険:仕事や通勤が原因で起こった病気・けが・障害・死亡に関して、労働者やその遺族にお金が支給される制度。留学生も加入できます。
【参考(さんこう)】もっと知(し)りたい人(ひと)はこちらをcheck!
健康保険と厚生年金保険/Employees’ Health Insurance System and Employees’ Pension Insurance System|日本年金機構
参照元:JP-MIRAIポータル (https://portal.jp-mirai.org/ja/live/s/money/japanese-insurance-system)
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