日本(にほん)に来(き)て1週間(しゅうかん)以内(いない)にやるべきこと
日本(にほん)に来(き)て1週間(しゅうかん)以内(いない)にやるべきこと
はじめて日本(にほん)に来(き)て何(なに)をすべきかわからない方(かた)も多(おお)いと思(おも)います。
ここでは、留学や仕事などのために日本に来る方に向けて、はじめの1週間以内にやるべき手続きや準備を紹介します。次の6ステップをはじめに行うことで、日本での生活や仕事をスムーズに始めることができるでしょう。
日本に来ましたけど、最初はいろんな手続きをやらないといけなくてめっちゃ大変!最初の一週間は何をしないといけないですか。
そうですね、まずこの記事を読みましょう!
はい、わかりました!
日本(にほん)に来(き)たら最初(さいしょ)にやるべき6つのこと
1. 空港(くうこう)で在留(ざいりゅう)カードをもらう
在留カードは、日本で暮らす方のための身分証明書で、とても大切なカードです。日本にいる間は、必ず持ち歩かなければなりません。在留カードには、国籍・名前・生まれた日・在留資格などが書かれています。日本の空港で入国審査が終わった後、在留カードをもらうことができます。
入国時に在留カードが発行される空港は、成田空港 (NRT)、羽田空港(NHD)、中部空港(NGO)、関西空港(KIX)、新千歳空港(SPK)、広島空港(HIJ)、福岡空港(FUK)です。
※これらの空港以外から入国する場合、入国時に在留カードをもらうことはできません。到着後、あなたが住む予定の市区町村に「転入届」を出すと、あとで家に在留カードが届きます。
生活・就労ガイドブック | 出入国在留管理庁 (moj.go.jp)
入国したときの手続、在留のための手続| 東京都多文化共生ポータルサイト (tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp)
2. 印鑑(いんかん)を作(つく)る
日本では、住居地(住所)の届出や健康保険の手続きなどの公的な手続きを行うとき、印鑑が必要になることがあります。
印鑑の作り方と注意点:
- 認印
「印鑑登録」をしていない印鑑です。履歴書や会社の契約書などに使うことが多いです。印鑑専門店やオンラインショップなどで簡単に作ることができるため、来日したらすぐに1つ作っておくと便利でしょう。
- 実印
実印は、市町村や区の役所に届け出をして登録された印鑑を指します。役所の窓口で作ることができます。1人につき1本しか作ることができません。大きなお金が動くとき(車を買うとき・生命保険に入るときなど)に必要になります。
来日してすぐに実印を求められる場面は少ないため、まずは認印を作るとよいでしょう。
3. 住(す)む場所(ばしょ)を決(き)める
もし日本に来る前に家が決まっていないなら、早めに家探しをはじめましょう。日本での借りる部屋の探し方について、一般的な進め方を以下にまとめます。
① 条件を決める
予算(月々の家賃、管理費、敷金・礼金など)、場所(駅やコンビニから徒歩〇分以内・通学/通勤時間が30分以内・騒音など)、間取り(広さ・バス/トイレ別・日当たりなど)、築年数といった家に求めるポイントを決めます。
② 物件を探す
インターネットやアプリ、不動産会社のお店を使って、希望の条件に合う部屋を探します。インターネットで探す場合、「〇〇(希望のエリア)賃貸」などで調べると、簡単に部屋の情報を見つけることができます。直接、不動産会社のお店に行って、条件に合った部屋を紹介してもらうこともできます。
③ 部屋の情報を確認する
気になる部屋を選び、写真や間取り図、設備、アクセスなどについて確認します。また、家賃や敷金・礼金、管理費などの費用も確認します。
敷金とは、退去時に部屋のクリーニング費用などに充てるデポジットのことです。家賃の1~2カ月分くらいかかるケースが多いです。礼金は入居時に家主にお礼として渡すお金です。礼金はデポジットではないため、賃貸契約を終えるときに返ってくることはありません。
④ 部屋を見に行く
いくつかの部屋を見学し、部屋の状態やまわりの環境を確認します。内見には、不動産会社のスタッフが一緒に来ます。気になる点やわからない点を聞いたり、家のすみずみまでチェックしたりするとよいでしょう。
⑤ 申し込む
気に入った部屋があれば、申し込みをし、契約手続きに進みます。
次の記事では、日本での部屋の借り方についてさらに詳しく紹介しています。日本ならではの賃貸の費用や手続きについてチェックしてください。
4. 住(す)む場所(ばしょ)の市区町村(しくちょうそん)の役所(やくしょ)で手続(てつづ)きをする
住所が決まったら、行政の手続きを行います。あなたが住む市区町村の窓口で手続きすることができます。
◆ 住居地(住所)の届出
在留カードを受け取ったら、住む場所を決めた日から2週間以内に住所を登録しましょう。理由もなく、新たに日本に上陸してから90日以内に住居地(住所)の届出をしなかった場合、在留資格が取り消される可能性があります。
市区町村の窓口に持っていくもの:
・パスポート
・在留カード(空港で在留カードをもらった人)
自治体によって必要なものが異なる場合があります。あなたの住んでいる市区町村のホームページで確認してください。
届出をしなかった場合:
住居地(住所)の届出をしなかったり、うその情報で届出をしたりした場合には、刑罰が科されたり、在留資格が取り消されたりしてしまうことがあります。うその情報を届け出て懲役となった場合は日本から強制退去させられる理由にもなります。
◆ 国民健康保険・社会保険
- 国民健康保険
在留期間が3カ月以上の外国人は、健康保険に入らなければなりません。日本での暮らしが長くなる場合は、健康保険の加入手続きを行いましょう。
持っていくもの:
在留カードまたはパスポート(在留資格が特定活動の人は「指定書」も必要です)
- 社会保険
日本で雇用される場合は、国民健康保険ではなく、社会保険に入りましょう。雇い側が社会保険の手続きをやってくれるので、提示すべき資料は雇い側の指示に従いましょう。
◆ 国民年金
日本に住む20歳から59歳までの人で、次のどちらにもあてはまる人は、国民年金に加入する必要があります。
・厚生年金保険に入っていない
・厚生年金保険に入っている人に扶養されていない
持っていくもの:
在留カードとパスポート(日本に上陸した日が分かるもの)
自治体によって必要なものが異なる場合があります。あなたの住んでいる市区町村のホームページで確認してください。
「技術・人文知識・国際業務(技人国)」や特定技能外国人とその家族、技能実習生などは「厚生年金」に入ります。詳しくは次の記事を見てみてください。
外国人のみなさまへ 国民年金のご案内 | 日本年金機構 (nenkin.go.jp)
◆ マイナンバーカード
「マイナンバーカード」は、日本の社会保障や税、災害対策などの行政手続きで使われる個人番号カードです。作っておくと便利です。
マイナンバーカードは、本人確認のための身分証明書として使うこともできます。また、税金の申告や社会保険の手続きなど、様々なサービスで利用できます。
マイナンバーカードは、オンライン・郵便・証明写真機でつくることができます。作り方は、以下のリンクを見てください。
マイナンバーカードを申請する | 地方公共団体情報システム機構 (kojinbango-card.go.jp)
マイナンバーカードを作って、便利に生活しましょう! | 出入国在留管理庁 (moj.go.jp)
5. SIMカードを買(か)う
SIMカードは日本で生活する上では重要なものです。スマートフォンのネット環境や電話番号を使えるようにするために、早めにSIMカードを買いましょう。外出先でインターネットが使えるようになることはもちろん、銀行の口座を作る手続きなどで電話番号を求められることがあります。
SIMカードを買うことができる場所:
- お店
お店で買う場合、キャリア(携帯電話会社)のお店と家電量販店の2つの方法があります。キャリアのお店は、スマホの修理や、専門知識のあるスタッフへの相談などのサービスを受けられるメリットがあります。
一方、家電量販店では、独自のキャンペーンが利用できたり、他のキャリアのサービスと比べたりできるため、他のキャリアと比較しながら安く契約したい方におすすめです。
- オンライン
多くのキャリアでは、オンライン上で契約することができます。お店まで行かなくても、オンライン上で手続きを全て行うことができます。SIMカードも郵送で受け取れるので、便利です。
事前に準備しておくもの:
- 本人確認書類
在留カード、マイナンバーカード、特別永住者証明書、健康保険証、パスポート、運転免許証(国際免許証を除く)など
- クレジットカード
(口座振替をしたい場合はキャッシュカードや預金通帳)
手続きに必要な書類は、SIMカードのキャリアによって違うことがあります。詳しくは、契約したいキャリアの公式ホームページを確認してください。
6. 銀行(ぎんこう)口座(こうざ)を作(つく)る
会社から給料を受け取ったり、電気やガス、家賃の支払いをしたりするために、開設した方が便利です。
手続きできる場所:近くの銀行窓口・オンライン
事前に準備しておくもの:
- 本人確認書類
在留カード、マイナンバーカード、特別永住者証明書、健康保険証、パスポート、運転免許証(国際免許証を除く)など
- 電話番号
手続きに必要な書類は、銀行によって異なることがあります。詳しくは、それぞれの銀行の公式ホームページを確認してください。
日本(にほん)に来(き)たらすぐにやるべきことのまとめ
ここにあげた6つのステップを最初にやっておくことで、その後の日本での生活がとても楽になります。
ここまで終わったら、必要な家具や日用品を買ったり、電気・ガスを開通したり、次のステップに進みましょう。次のリンクで、さらに詳しいお役立ち情報をまとめています。チェックしてみてください。
参照元:JP-MIRAIポータル (https://portal.jp-mirai.org/ja/live/s/living-kankyo/thingstodo)
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