日本語学習の難しさと私の経験
日本語学習の難しさと私の経験

2020年、私はタシケント国立東洋学大学で日本語の勉強を始めました。ちょうどパンデミックの時期にあたったため、授業はZoomアプリを通じて行われました。最初は言語の習得が非常に困難に感じられましたが、自分に合った学習方法を見つけることで、徐々に困難を乗り越えることができました。本記事では、日本語学習の過程で私が直面した課題と、それをどう克服したかについて、私自身の経験をもとにご紹介したいと思います。
漢字学習
間隔反復法
新しい情報が次々と入ってくると、脳はすべてを一度に記憶することができず、次第に忘れてしまいます。一定の間隔で情報を復習することによって、それを長期記憶に定着させることができます。つまり、しっかり記憶したいのであれば、時間を空けて繰り返し復習することが必要です。覚えたい単語や漢字を、日常生活で目につく場所(冷蔵庫の扉、ベッドのそば、カップなど)に貼っておくと、自然に目に入り、無意識に記憶に残ります。また、「くじ引きボックス方式」も有効です。小さな紙に片面に漢字、もう一方に読みや用例を書き、毎日数枚取り出して覚えていく方法です。
書き取り法 ― 書いて覚える
この方法は、漢字や記号を何度も手で書くことで記憶に定着させる伝統的かつ効果的な学習法です。実際、日本の小学生はこの方法で漢字を学んでいます。手で書くことにより、視覚的な認識が深まり、記憶への定着が高まります。また、似たような漢字を見分ける力も鍛えられます。例えば:
職(しょく):職業、仕事
識(しき):知識、理解
又は:
慢(まん):怠惰
漫(まん):気まぐれ
「書き取り法」は、覚えるためだけでなく、試験で似た漢字を素早く正確に見分けるためにも役立ちます。
聴解(リスニング)
シャドーイング(音声の後に繰り返す練習)
この方法は、聞いた文章をすぐに声に出して繰り返すトレーニングです。これにより、聴解力、発音、話すスピードが大幅に向上します。特に、会話やニュースを使った練習が非常に効果的です。
毎日のリスニング習慣
日本語を「毎日」聞く習慣を身につけることはとても重要です。本当に毎日行うことが鍵です。たとえ最初はすべてを理解できなくても、脳は徐々に新しい言語に適応していきます。1か月間継続的にリスニングを行えば、以前の自分と比べて大きな進歩を実感できます。
読解(文章の読解と理解)
模擬試験集の活用
試験の受験を予定している場合は、自分のレベルに合った教材を選ぶことが重要です。私の経験から言うと、JLPT対策用に作られた教材は非常に頼れるものでした。これらの教材は、さまざまな文章の読解練習だけでなく、文章構造の理解や、正しい答えを素早く見つけるためのテクニックの習得にも役立ちます。
質問の種類を理解する
JLPTの読解問題では、主に次のような質問タイプが出題されます:
文章の主な内容は何か?
誰の意見か?
筆者はどのような考えを伝えようとしているか?
特定の言葉や表現はどういう意味か?
これらの質問に対する理解力を養い、素早く正確に答える練習を積むことが、読解力を伸ばすうえで極めて重要です。
結論
日本語の学習とは、単に文法や教科書を暗記することではありません。それは、困難を乗り越え、忍耐力と粘り強さを育て、自分に合った学習法を見つけていく、自己成長の旅でもあります。
もし今、日本語の勉強を始めたばかり、あるいは学習を続けている最中であれば、どうかあきらめないでください。人それぞれに道があり、その一歩一歩が成功への道となります。
何より大切なのは、「継続すること」「間違いを恐れないこと」、そして「自分を信じて前に進むこと」です。あなたはきっと、自分の目標を達成できますよ!
シトラ ウリンボエワ
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