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日本で就労と学業に関するセミナーが開催されました

日本で就労と学業に関するセミナーが開催されました

2025年3月12日、JICAのGROWプロジェクトは、ウズベキスタン国立世界言語大学の学生を対象に、日本での就職と学習に関するセミナーを開催しました

2025年3月12日、JICAのGROWプロジェクトは、ウズベキスタン国立世界言語大学の学生を対象に、日本での就労および学習の機会についてのセミナーを開催しました。

本セミナーは、日本におけるウズベキスタン人産業人材の能力開発を目的としたGROWプロジェクトと、同大学東洋言語学部日本語理論および実践学科の協力により実施され、100名以上の学生が参加しました。

セミナーには、GROWプロジェクトのメンバー、大学関係者、日本で豊富な就労経験を持つウズベキスタン人、さらにウズベキスタン移民庁の職員も参加しました。

開会の挨拶

まず、ウズベキスタン国立世界言語大学東洋言語学部長のジュラエフ・ディルショド・ママディヨロヴィチ氏より、大学における日本語教育の成果および学生の活躍について紹介がありました。
特に、先月開催された日本語スピーチコンテストのウズベキスタン全国大会で、同大学の学生が見事第1位を獲得し、現在中央アジア大会への出場に向けて準備していることが報告されました。

続いて、GROWプロジェクトのチーフアドバイザーである黒田清彦氏が登壇し、プロジェクトの目的と現在の活動について説明を行いました。
また、GROWプロジェクトを通じてウズベキスタンの若者に提供される機会についても、学生にわかりやすく紹介されました。

セミナーのメインセッション

プロジェクトの専門家であるハサノフ・ジュラベク氏より、「日本におけるキャリア形成」というテーマでプレゼンテーションが行われました。
技能実習、特定技能、高度人材など、さまざまな在留資格を持つ人材のキャリアパスや、日本で成功するために必要な要素について詳しく解説がありました。

また、学生との座談会も開催され、サイダフロール・ブルホノフ氏、ショフルフ・イブラギモフ氏、ドストンベク・オリムジョノフ氏が登壇しました。
彼らはこれまでの経験、知識・スキルの習得方法、そして進路選択に悩む学生に向けた具体的なアドバイスを共有しました。
日本におけるキャリア発展の可能性について、自身の体験を通して学生にわかりやすく伝える内容となりました。

閉会とまとめ

セミナーの終盤には、ウズベキスタン共和国閣僚会議付属移民庁の職員であるミルザエフ・アクバラリ氏が登壇し、日本企業との連携状況について説明しました。
また、現在ウズベキスタン人が日本で働ける分野や、渡航に際して注意すべきポイントについても詳しく説明がありました。

このセミナーは、特に日本語を学ぶウズベキスタンの若者にとって、日本の労働市場や教育機会についての重要な情報を提供する貴重な場となりました。
学生たちは、GROWプロジェクトの専門家、日本での実務経験を持つ同胞、ならびに移民庁職員から直接アドバイスを受ける機会を得ました。

座談会や専門家の講演、学生との意見交換などがセミナーをより魅力的で有意義なものにし、日本での進学や就職を検討している学生にとって、明確な指針と具体的な助言が示されました。
日本における教育・就労の機会の広がりと、これらに向けた十分な準備の重要性が改めて強調されました。

今回のセミナーを通じて得られた情報は、今後ウズベキスタンの若者たちが新たな道を切り拓き、国際的な経験を積むきっかけとなることが期待されます。
その意味でも、GROWプロジェクトとウズベキスタン国立世界言語大学との連携が今後さらに発展し、学生に対してより多くの可能性を提供し続けることが重要です。

本セミナーは、すべての参加者にとって有益で刺激的な経験となり、日本での学習や就労を目指す学生にとって、進路決定における道しるべとなる価値あるイベントとなりました。

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