GROWプロジェクトと移民庁によるJCC第1回会合が開催

2025年1月7日、GROWプロジェクト（正式名称：日本での就労機会を活用した産業人材育成プロジェクト）とウズベキスタン共和国内閣付属移民庁による第1回合同調整委員会（JCC）が開催されました。
※JCC（Joint Coordination Committee）は、プロジェクトの進捗状況を確認し、重要な課題について協議するための場です。

この会合には、移民庁、在ウズベキスタン日本国大使館、JICAウズベキスタン事務所、GROWプロジェクトの専門家らが参加しました。

会合の主要議題

今回の会合では、GROWプロジェクトの進捗状況が主な議題となりました。
尾藤JICAウズベキスタン事務所長は、現在JICAがウズベキスタンで10の技術協力プロジェクトを実施しており、GROWプロジェクトは「輝く星」として、両国の協力を強化する大きな可能性を持っていると述べました。

また、日本の労働市場における高い人材需要についても議論され、ウズベキスタンの労働者にとって大きな機会があることが指摘されました。しかし現在、日本に居住しているウズベキスタン国籍の人々は約6,500人である（※そのうち主要な労働ビザを取得しているのは約2,050人にとどまっています。）ことから、両国間の労働者交流がまだ十分でないことがわかります。
移民庁のムサエフ長官は、日本企業の協力が、より多くのウズベキスタン人が日本で働くための鍵となると強調しました。

Japan Career Portalの開発

さらに、会合ではJapan Career Portal（ジャパン・キャリア・ポータル）の開発についても議論されました。このポータルは、日本で働きたい人々に向けた正確かつ詳細な情報を提供することを目的としています。具体的には、日本の労働ビザの種類、取得要件、労働者の権利など、重要な情報がまとめられています。

協議の結果、2025年1月21日にJapan Career Portalの公開式を開催することが決定されました。このイベントを通じて、日本での就労機会に対する関心を高め、GROWプロジェクトのさらなる発展につなげることが期待されています。