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観光業界で活躍する先輩!

観光業界で活躍する先輩!

ホテルでの就労はキャリアアップにつながる

Abdurashidov Davlatshokh(アブドゥラシドフ・ダブラトショフ)

出身地:サマルカンド

年齢:29

所属:株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント

役割:フロント業務・ホテルマネジメント業務

・経歴

サマルカンド観光カレッジ

幕張日本語学校(20132015

敬愛大学国際学部国際学科(20152019

株式会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント(201920202024~)

・日本への留学

私はサマルカンド出身です。家族がレギスタン広場でお土産さんを経営していたので、子供のことから仕事を手伝っていました。サマルカンドは有名な観光地なので日本人観光客もよく訪れ、彼らと接するうちに日本に関心を持ち日本語の勉強を始めました。日本に留学した親戚や親戚の友人へのあこがれもあり、自分もぜひ日本に留学したいと思い、親戚が紹介してくれて日本語学校を通じて2013年に千葉県にある幕張日本語学校に留学しました。

日本に来て驚くことはいろいろありましたが、一つは飲食店・スーパー・コンビニに入ると必ず店員が「いらっしゃいませ」、「またお越しください」などの挨拶をすることです。ウズベキスタンではこのような挨拶は珍しいので、ウズベキスタンと日本のサービスの違いを感じました。また、日本に来た当初はウズベキスタンで学んだ日本語と実際に日本で使われている日本語が異なり、慣れるのに苦労しました。そのため、日本語学校でしっかり勉強することが大事だと思い、勉強に集中しました。

・敬愛大学への進学・就職活動

幕張日本語学校での成績がよかったので、推薦入試で大学に進学することができました。推薦入試では作文試験と面接試験のみを受けました。日本語学校での成績がよければ進学のチャンスが広がるので、しっかりと勉強し良い成績をキープすることが大事だと思います。

敬愛大学では国際関係・外国語・異文化等に関することを学びました。大学には世界中から留学生が来ていて、留学生同士の交流会、日本人学生の交流会、サッカーサークルを通じて多くの友人ができ、とても楽しかったです。

大学3年生の後期から就職活動をはじめましたが日本の就活に慣れるのに苦労しました。例えば自己PRや特技などを履歴書に書いたり面接で話すことはウズベキスタンではふつうやりません。就活のイメージもなかったので、先生や日本人の友達に相談して、手助けしてもらいながら就活の準備を進めました。

私は観光業に関心があったことから、旅行会社・ホテル旅館などの会社での就活を行い、2社から内定を得て、最終的にホテル会社に就職することにしました。

・ホテルでの仕事内容

就職後はまず3か月研修を受けました。研修では、接客の際に気を付けるべきこと、お客様とのやりとり(部屋のタイプや料金の説明など)などの仕方について学びます。研修の後はフロントスタッフの業務を行いました。外国人観光客が多いホテルなので、いろいろな国のお客様とコミュニケーションをとれることにやりがいを感じています。就職してから英語力も向上しました。

また、この職場は従業員の意向を尊重してくれる会社で、会社との面談の際にどういう仕事をしたいか希望を聞かれます。私はホテルのマネジメントにも関心があったので、マネジメントに関する仕事もしたいという希望を出したところ、他の従業員のサービスのクオリティチェック、宿泊料の設定、設備の衛生状態の確認、発注業務など、様々な仕事にも携わることができています。意欲があれば成長できる環境なので、キャリアアップにつながる職場です。

・待遇・職場環境

給与は、平均すると手取りで20万円ほどです。観光シーズンなどは残業が発生し、もっと給与が増えます。これくらいの給与がもらえると、生活に困ることはありません。ボーナスが出ることもあります。有休もとりやすいので働きやすい環境だと思います。

・今後のキャリアについて

コロナや家族の事情で約4年間日本を離れていましたが、18歳から日本に来て日本に慣れていたのでまた日本に戻りたいという気持ちが強く、以前働いていたホテル会社に再就職しました。自分は観光業界が好きで、色々なことにチャレンジしたい人間なので、今の会社で能力を磨きつつ旅行会社への転職やウズベキスタンと日本にかかわりのある仕事をすることなども考えています。

・後輩へのアドバイス

日本に留学したい人には、日本に来る前に少しでも日本語を上達させることを勧めます。日本の生活に慣れるためにもアルバイトを探すためにも、日本語力が必要です。これから日本で就職・仕事を考えている人には、日本での学生生活も楽しんでほしいですが、就職活動もしっかり準備する必要があります。在学中に資格を取得することも就活に役立ちます。

ホテル業界で働くと日本式のサービスが身につくので、色々なキャリアアップにつながりますし、いずれウズベキスタンに帰ったときも日本で学んだことは活かせます。近年ウズベキスタンに日本人観光客が増えていますが、日本人の気持ちを理解できれば、彼らが満足できるサービスを提供できるようにもなります。日本で経験を重ねることには大きな価値があると考えています。

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