一人の印象がその国民の印象につながる。
一人の印象がその国民の印象につながる。
日本企業の特徴はチームワーク!
ラズィズベク・バホディルジョノフ
(2001年 生まれ、フェルガナ州出身)
2019-2020 のりこ学級で日本語学習(フェルガナ)
2020-2021 コロナによりオンライン日本語学習
2021-2022 Mirai Education民間送り出し機関で日本語教育(フェルガナ)
2022年 来日→講習→技能実習(北海道、札幌市)
日本就労のきっかけと日本渡航
私はもともと日本の文化が好きでした。父の勧めで「のりこ学級」で日本語を学び始め、日本に対する興味がさらに深まりました。その後、2019年に世界言語大学を受験し、不合格でした。その後日本で就労経験を蓄積できる技能実習制度について知り、日本で働く道を選びました。
技能実習生になるまでのプロセス
内定者に欠員が出た際、日本語ができるという理由により推薦を受けました。
業務内容
私が現在勤務しているのは、北海道札幌市にある社会福祉施設で、給食製造作業になります。施設にいらっしゃる方々の朝・昼・晩ご飯を準備します。勤務内容については事前に十分な説明を受け、最初の1か月間は会社で使用する日本語や食事の作り方についての訓練を受けました。その後も配属先で一から丁寧に教えていただきました。
勤務体系
シフト制で、1日8時間程度の勤務(朝5時から夜20時までの場合もあります)。
休日は月8日で、シフトによって調整されています。
具体的な業務内容
高齢者や障害者向けの特別メニューを調理しました。個々の状況に応じた適切な食事を提供するため、細かく栄養計算や計量を行っています。
調理する食材は魚、鶏肉、豚肉などが中心ですが、私は調理師2級として、料理の盛り付けや配膳業務を任されています。
一人一人の患者さんの状況によって食事を準備する必要があるので、食事のテストもよく行います。
テスト勉強と試験
2023年1月に技能実習初級に合格し、技能実習2号へ昇格しました
2024年10月、3号の特定技能試験に無事合格しました。
来年5月に無試験で特定技能(外食)へ昇格する予定です。
収入と支出
収入:250,000円 | |
手取り給与 | 200,000円 |
◎税金、社会保険、光熱費、家賃などを引いたあとの金額 | |
支出:50,000円 | |
◎食費:25,000円 ◎雑費と娯楽費:25,000円 | 50,000円 |
差額:¥150,000 | |
◎毎月約1,000ドルを親へ仕送り。 |
*仕事で頑張ったことが評価され、年に2回6万円ほどのボーナスをいただいています。試験に合格するたびに手当が支給されることもあります。
日本の職場で学んだこと:タイムマネジメントとチームワーク
日本での職場生活を通して、以下の重要なことを学びました。
タイムマネジメント
遅刻しないことはもちろん、少し早めに行動し、準備を整えることの大切さを実感しました。実は着任当時一度だけ寝坊したことがあります。私が遅刻したことで他のメンバーに負担がかかってしまったので、その後一度も遅刻していません。
チームワーチームワーク
一人が欠けることでチーム全体に迷惑がかかるため、責任感を持ち、他のメンバーのサポートを心がけています。感謝の文化
日本人は「恩返し」を大切にする文化があり、私の努力もきちんと評価してくれることに感謝しています。健康健康管理
食事は薬以上に健康状態を保つために大事です。何をいつ食べるかで健康状態がよくなったり、悪くなったりします。私たち調理メンバーは自分たちは医者の気持ちで仕事に従事しています。
将来の目標と後輩へのメッセージ
今後の目標:特定技能に昇格した後、一度帰国して家族と過ごす時間を作りたいと考えています。その後、再び日本でキャリアを継続するか検討中です。
日本就労を目指す人へのアドバイス
責任感を持つこと
日本社会では、自分の行動が周囲に与える影響を考えることが重要です。チームワークを理解すること
日本企業では、個人の評価だけでなくチーム全体の成果が重視されます。日本語能力を高めること
最低でもN3レベルの日本語力を目指してください。N4では業務に必要な会話力が十分とは言えません。
こちらの職場で私は初のウズベキスタン人であり、初の外国人でした。私を見て、みなさんウズベキスタン国民をイメージされますので、責任を持って業務に取り組んできています。実際私が来てから外国人の採用も増えています。
日本での就労を以下の方々におすすめします
日本就労には自身の人生プランに迷っている方
努力して新しいスキルを身につけたい方
そのような方々に日本就労をおすすめします。皆さんに、仕事と勉強でのご成功をお祈りします。
コメントを書く
関連記事