日本的経営を学び、世界で活躍したい
日本的経営を学び、世界で活躍したい
日本でキャリアを気づくために学歴はとても大事
経歴
2015-2018: 農業ビジネスカッレジ
2018-2020: ICA国際会話学院
2020-2022: 駿台外語&ビジネス専門学校
2022-2024: 駿河台大学(経営経済学部)
2024-株式会社ニトリ
(メリクロフ ファルホド,1999 年サマルカンド⽣まれ)
日本への留学について
高校 1 年生まで,海外で勉強することなど一度も考えたことがなく,ウズベキスタンでの進学を考えていました。しかし,ある日,友人と共に日本へ留学していた先輩の家を訪ねました。先輩から,日本は母国よりも未来を感じる場所であり,教育面でも優れているという話を聞き,強い憧れを抱くようになりました。それ以来,日本について真剣に考えるようになり,再度その先輩に相談しました。先輩は,日本に留学すれば、自国を外から見る視点が持てるようになり,外国人の友人も作れるので視野が広がるとアドバイスをくれました。その言葉に背中を押され,日本への留学を決意しました。
日本語学校の学費は 1 年で 7,200 ドル,加えて生活費として 1,000 ドルを持って渡日しました。
日本語学校から専門学校へ
日本語学校では,毎日懸命に勉強し,家に帰ってからも1〜2時間を費やしていました。日本語学校では最上級クラスで学び,卒業時には日本語能力試験 N2 を取得しました。学生時代には,コンビニでのアルバイトを通じて,日本語を実際に使う機会を増やしていました。
当初,大学進学を目指していましたが,EJU(日本留学試験)の成績が振るわず,志望していた大学に受験することはできませんでした。そのため,まずは専門学校を卒業してから大学進学を目指すことに決めました。専門学校の学費は 82 万円でした。2020 年,コロナウイルスの影響で授業はオンライン形式に移行しました。オンラインでは十分な学びが得られず,満足できなかったものの,1 年生の時に日本語能力試験 N1 を取得しました。2 年生になると,少しずつ対面授業が再開され,英語やビジネスについて学ぶ機会を得ることができました。
専門学校卒業後の大学へ進学
大学進学の夢を忘れることはなく,専門学校 2 年生の春から情報を集め,先生や先輩に相談しながら進路を考えました。結果として,専門学校で学んだ内容を生かせる大学が見つかり,そこに編入することを決めました。帰国という選択肢も考えましたが,編入したことに後悔はありません。大学と専門学校の学びは全く異なることを実感し,時間を戻せるなら,最初から大学で学びたかったと思うほどです。編入後の大学の学費は約97万円でした。大学生活では,ユニクロや日本語学校でアルバイトをしながら生活費を賄っていました。
大学卒業後、日本で就職
大学 3 年生の秋から,同級生と共に就職活動を始めました。東京で開催されたジョブフェアに参加し,自分がやりたいことを見つけるため,様々な企業の説明会に足を運びました。ニトリについては、マーケティングの授業を通して初めて知り,説明会でさらに関心を深めました。ニトリの企業理念やビジョンに共感し,4 年生の 3 月には本格的に就活を開始,約 30 社にエントリーしました。4 月にニトリから内定をいただき,就職活動を無事に終えることができました。ニトリに内定できたのは,自分の意志をしっかり伝え,グローバル企業に成長させたいという目標が大きな要因だったと感じています。
日本的経営とは
入社してから 6 ヶ月が経ち,感じたことは、日本企業では従業員同士がまるで家族のような関係を築いており,協力やチームワークが大切にされているという点です。従業員の教育や研修にも力を入れ,長期的なスキルの向上を重視しています。私も 8 月まで研修を受けました。短期的な利益ではなく,長期的な企業成長を目指し,特に顧客や従業員,取引先との信頼関係を大切にしていると感じました。
仕事上大切にしていること
仕事上で大切にしていることは,ニトリは「お,値段以上。」というスローガンのもと,品質と価格のバランスを追求しています。商売でありながらも、顧客満足を最優先し、要望や疑問に対して丁寧かつ迅速な対応を心がけています。
また、個々の努力に加えて,チームとしての協力も重要視しています。円滑なコミュニケーションを図るため,報・連・相も大切にしています。
日本の企業に就職したい方々向けのメッセージ
まず,礼儀と協力を大切にし,チームで働く姿勢が求められます。信頼を築くことが非常に重要で,報告・連絡・相談をきちんと行うことで,スムーズなコミュニケーションが可能になります。また,自己のスキル向上を常に目指し,学び続ける姿勢も必要です。
さらに,細かい部分にまで目を配りながらも,柔軟な対応力を持つことが日本での成功のために大事です。
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