日本に住むウズベクの大家族
日本に住むウズベクの大家族
医療と教育が日本の生活の魅力!
ニギナ ソリエバ
家族:夫、子供4人と東京在住
年齢:34歳
来日:2013年
出身地:サマルカンド
ご主人:ミロフ ファルホッド(観光会社関係企業で勤務)
日本への移住
私はソリエバ・ニギナです。ウズベキスタンのサマルカンド州から来ました。夫が2011年に日本語学校に留学し、その後観光会社で就職したことで、私も日本に行きたいと思うようになりました。2013年、彼の就職をきっかけに息子と共に日本に来ました。最初は言葉の壁やハラール食品の入手が難しく、戸惑うことも多かったですが、少しずつ日本語を学び、生活に慣れていきました。
日常生活の工夫
初めは買い物で日本語がわからず、写真を見せてなんとか乗り切っていました。子どもたちが日本の学校に通うようになり、彼らから日本語を教わることで生活が楽になりました。日本の医療や教育制度には本当に助けられています。現在、子どもたちは中学校3年、小学校3年、小学校1年、そして保育園に通っています。三人目以降の保育園の費用が無料で、医療費や薬、歯科治療も無料です。
安全で安心できる日常生活
日本で暮らしていて、一番安心できるのはその安全性です。東京のような大都市に住んでいても、夜遅くに外を歩くときも危険を感じたことはほとんどありません。特に、子どもたちが学校に通う際、あまり心配しなくても大丈夫だというのは本当にありがたいです。
実は、ある日、息子が友達の家に遊びに行ったとき、電車で一人で帰ってくることになりました。最初はとても不安でしたが、日本では子どもが一人で公共交通機関を利用することは珍しくありません。電車の駅員さんや周りの大人たちが見守ってくれる環境が整っているので、息子も無事に帰宅することができました。そのとき、「日本って、本当に子どもでも一人で安全に移動できる国なんだな」と実感しました。
また、町には防犯カメラがたくさん設置されていて、警察の巡回も頻繁に行われているので、犯罪やトラブルが少なく、安心して過ごすことができます。子どもたちが外で遊んでいても、常に心配しなくても大丈夫です。こういった点でも、日本は本当に家族全員が安心して暮らせる国だと感じています。
アルバイトでの成長
家族滞在ビザで働けることを知らずに3年ほど家にいました。その後友達に資格外活動許可証の取得方法を教えていただき、2016年からコンビニやバーガーキングでアルバイトを始めました。日本ではアルバイトに就く時もプロセスがあり、履歴書を書いてアポを取る必要があります。日本語ができない私の場合は夫が履歴書の作成を手伝ってくれました。電話で話せるほどの日本語がなかったので、直接お店を訪問し、尋ねました。日本語が上達するにつれ、接客の仕事も任されるようになりました。自分にはバーガーキングの仕事が向いていると思い、一生懸命頑張りました。2018年にはバーガーキング本社から接客力が認められ金のパッチを受賞し、シフトマネジャーまで昇格しました。
生活費の管理
日本では家計の管理は大変ですが、スーパーの特売情報をチェックし、野菜を大量に購入するなどして節約しています。毎月の家賃は150,000円、食費は150,000円、教育費は50,000円、雑費は100,000円といった支出があります。夫のためにお弁当を準備し、何がいつ安くなるかスーパーの情報を事前に調べて、節約に努めています。
子どもたちの未来
子どもたちには良い教育を受け、将来の可能性を広げてほしいと思っています。特に長男がバスケットボールに興味があり、いずれアメリカのチームに入りたいという夢を持っています。日本は先進国で医療や教育のレベルが世界トップレベルです。本当に夢を叶えられる国です。彼らが日本や世界を相手に活躍できるように主人と一緒に頑張って支えたいと思っています。
日本での学び
日本での生活を通じて、人間関係やコミュニケーション、節約術、タイムマネジメントを学びました。日本の会社で働くと誠実さや報告・連絡・相談の重要性も実感しています。日本の生活で学んだことは私の普段の生活、子育てにもポジティブな影響を与えています。
ウズベキスタンから日本へ来る方へ
日本の生活はやはり外国なので大変なこともありますが、努力次第で自分を取り巻く環境を改善することができます。その中で日本語を学ぶことが非常に大切で日本語力を磨くことで日常生活が楽になり、活躍のチャンスも増えます。子どもたちにとって良い環境が整っています。東京は差別を感じることなく、安心して暮らせる日本の生活を、ぜひ体験してみてください。
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