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ポテンシャルいっぱいのウズベキスタン:前田公子さんが語る現地の魅力と可能性

ポテンシャルいっぱいのウズベキスタン:前田公子さんが語る現地の魅力と可能性

略歴

名前: 前田(まえだ) 公子(きみこ)

生まれ: 1997 長崎県

学歴: 2020 APU(立命館アジア太平洋大学)卒業

結婚: 2022年ウズベク人男性と結婚

事業: 2024 MAEDA Consulting合同会社設立

1. 自己紹介をお願いします

2022年にAPUを卒業し、ウズベキスタン出身のハサンボイ・イスロモフさんと結婚しました。2024年には長男のティムール君が誕生し、現在はウズベキスタンでビジネスのチャンスを探っています。

2. ウズベキスタンに来てどのような印象を持ちましたか?

最近のウズベキスタンの若者は英語を学び、IELTSを取得するのが一般的です。政府はITに力を入れており、電子政府の普及も勢いよく進んでいます。プログラミングができる若者の数は年々増加しています。しかし、ITの技術が農業やその他の実生活にまだ十分に活かされていないと感じます。日本の効率化や生産管理のノウハウを導入することで、ウズベキスタンの農業や他の産業にも大きな付加価値をもたらすことができると思います。

3. ウズベキスタンで会社設立の流れはどうでしたか?

会社設立そのものは非常に簡単でした。公共サービスセンター(Davlat Xizmatlari Markazi)で会社設立の申請を出し、手数料を支払って30分で完了しました。日本と比べて大変だったのはオフィスを借りることです。ナマンガンでオフィスを借りようとして、まずはネットで探しましたが、なかなか良いオプションが見つかりませんでした。また、現地でよく使われているTelegramInstagramでも情報が少なかったです。その後、ネットで探すのを諦め、主人と街中を歩きながら探しました。街中で「Ijaraga beriladi」(日本語で「テナント募集」)という張り紙を建物に見つけ、それに電話して賃貸契約を結びました。日本では賃貸契約の情報はネットでかなり収集できますが、ウズベキスタンではまだ様々な手段を使って情報を集める必要があるかもしれません。

4. ウズベキスタンの地方生活はどんな感じですか?

私が住んでいるのはナマンガン州のコソンソイ区です。ウズベキスタンでは地方にあたります。地方ではスーパーやチェーン店が少なく、買い物は主にバザール(市場)で行われます。スーパーが少ないため、ウズベク語がわからないと不便なことが多いです。

5. ウズベキスタンと日本の家族の違いについて教えてください。

ウズベキスタンでは、結婚後も親の家族の一部として過ごします。兄弟が毎日親の家に集まるなど、日本の昔の家族構成に似ています。ウズベキスタンでは末っ子が家を守る一方で、日本では長男がその役割を担うことが多いです。またウズベキスタン人は親に毎日、兄弟には週に2−3回電話をかける習慣があります。その観点でこちらの家族のつながりが強いように感じます。

6. 現地の人は日本や日本人に対してどういうイメージを持っていますか?

コソンソイのような地方では、街を歩いていると日本人がまだ珍しいのでよく見られます。タクシーではよく「韓国人ですか?」と聞かれますが、「日本人です」と答えると、皆さんポジティブな反応をしてくれます。古い世代の方々は日本人と聞くと「おしん」という映画を話題に出されます。現地の人々は日本人は勤勉なであること、技術が発展している国というイメージが強いです。

7. ウズベキスタン人の強いところと弱いところは何だと思いますか?

ウズベキスタン人の強いところは日本人に似ていますが、勤勉なところだと思います。また育成すれば伸びるポテンシャルも高いです。弱点は周りの話に流されやすい点と、お金のマネジメントが苦手な点です。みなさん、手元にあるお金をすぐに使ってしまう傾向があります。日本のように子供のころからお小遣い制度を導入し、計画的にお金を使う習慣を身につけることをウズベキスタンの全家族に提案したいです。

8. これからウズベキスタンを訪問される方々へメッセージ

ウズベキスタンは親日で住みやすい国です。地方ではウズベク語しか通じなかったり、街ではロシア語も通じますが言語の壁はあります。人々は親切で、街は活気があります。ビジネスチャンスも多くあると思います。日本のサービスやビジネスモデルを持ち込み、両国関係発展に貢献していきたいと考えています。成田と首都タシケント間で週に2回直行便も飛んでいますので、ウズベキスタンのことに少しでも興味がある方々いれば是非一度来てみてください。

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