日本語能力が高く、良くも悪くも人間関係が濃いウズベキスタン人材
日本語能力が高く、良くも悪くも人間関係が濃いウズベキスタン人材
JICA青年海外協力隊観光隊員としての観光開発への貢献
氏名: 伊藤卓巳(Ito Takumi)
生年月日: 1990年9月26日
学歴: 神戸市外国語大学 外国語学部 国際関係学科卒業
経歴: 2014年〜2019年 株式会社ファイブスタークラブに勤務し、海外ツアーの販売・企画を担当。
趣味: 旅行、サッカー観戦
現職: JICA青年海外協力隊 観光隊員(サマルカンド、2019年12月3日~2020年4月2日、2022年11月2日~現在)
ウズベキスタンで関わっている事業
私はJICA青年海外協力隊の観光隊員として、サマルカンド経済サービス大学での講義や、語学や観光学を学ぶ学生の実習先として設立された観光案内所で活動しています。また、SNSやブログを通じて、ウズベキスタンの旅行情報を発信しています。
ウズベキスタン事業や生活で苦労したこと
ウズベキスタンでは、時間にルーズな面があり、予定通りに仕事が進まないことがしばしばあります。たとえば、同僚が予定勤務時間に現れなかったり、遠出の際にドタキャンされたりすることがありました。また、人と人との距離が近く、初対面でも日本では聞かれないような個人的な質問(配偶者や子供の有無、給料、家賃など)をされることがあります。現地では、公的手続き(特に銀行関係)に時間がかかり、順番待ちがないためにストレスを感じることもあります。夏と冬の気候も厳しく、体調管理が重要です。
ウズベキスタン人材の特徴
ウズベキスタンの人々は言語習得が非常に早いと感じます。2言語、3言語をネイティブ並みに操る人が多く、私の周りでもJLPT N1・N2レベルの日本語を話す人が少なくありません。また、人とのコミュニケーションが好きで、人間関係を大切にする傾向があります。
ウズベキスタンの課題とポテンシャル
ウズベキスタンは観光資源が豊富で、観光大国になるポテンシャルを持っています。しかし、外国人旅行者が訪れる際に改善すべき点も多く、公的機関がそれを十分に把握しておらず、効果的な観光開発が進んでいないのが現状です。残りの任期では、旅行者や観光業従事者の声を公的機関に届け、課題を改善する仕組みを構築していきたいと考えています。
ウズベキスタンを訪問予定の方々向けにメッセージ
サマルカンド観光案内所を訪れる日本人旅行者にアンケートをお願いし、その結果を分析しています。多くの方から「治安が良い」「料理が美味しい」「現地の人々が親切」といったポジティブな意見をいただいています。情報が少なく、不安に感じるかもしれませんが、ぜひ気軽にウズベキスタンを訪れてみてください。
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