JAPAN CAREER PORTAL - Home
メイン

耐火断熱工事者として活躍する先輩

耐火断熱工事者として活躍する先輩

きめ細かな確認、それが日本の仕事の進め方!

Ahrorjon Yusufjanov(アフロロジョン ユスフジャノフ)

出身地:ナマンガン
年齢:31
所属:関東地域の建設会社
役割:耐火断熱工事

ロシアへの留学と就労

地元ナマンガンの電力技術カレッジを卒業後、モスクワへ留学し、大学で学びました。ロシア在学中には、中央アジア出身の方々が多く働いている建設現場でアルバイトを経験しました。その後、2016年に大学を卒業し、モスクワにあるドイツの企業CAD社でマーケティング担当として勤務しました。2018年にウズベキスタンに帰国し、ナマンガン大学で働いた後、家電量販店などで勤務していました。

日本就労のきっかけと手続き

叔父が日本留学の経験があったため、私も以前から日本に興味を持っていました。日本での就労チャンスを探している際、友人の紹介で対外労働移民庁のテレグラムチャンネルに登録しました。ある日、日本就労の案内を見て応募しました。日本人と話すのは初めてで、緊張のせいか最初の面接では不合格でした。その後、面接の練習をし、再度応募して合格しました。面接に合格した後、3ヶ月間日本語と日本での就労について学びました。ウズベキスタンの送出機関は対外労働移民庁だったため、手数料が安く、全ての費用を含めても330万スムでした。日本到着後、1ヶ月ほど研修を受け、その後本配属となりました。

日本での業務内容

配属されてからちょうど1年が経ちました。現在、同じ会社で5人のウズベキスタン出身の方々と一緒に働いています。朝8時には出社し、準備万全の状態で仕事を始めます。仕事は夕方5時までで、午前と午後に1回ずつ休憩があります。月の残業時間は時期によって異なりますが、平均すると1020時間程度です。仕事内容は建物を火災から守るように耐火断熱工事を行います。建物の上に登ったり、体力をかなり使う仕事なので私に向いていると思います。耐火塗装など化学品を使うので、安全のために帽子、マスク、軍手などを使って仕事をします。

軍隊のような日本の建設現場

私は日本に来る前にロシアやトルコでも働いたことがあります。ロシアでは、建設現場でプロラブ(現場監督)が大きな判断権を持っていますが、日本では現場での変更が必要な場合、現場監督がその場で判断せず、まず会議を設定します。関係者全員の意見を聞き、社長に報告してから決定が行われます。このプロセスにより、途中での変更を最小限に抑えるため、最初から仕様書に基づいて建設が進められます。個人の判断で物事が進められないため、日本の建設現場はまさに軍隊のような規律があります。日本の場合は建設現場が安全性を保っていることがロシアと大きな違いになると思います。

収入と支出

収入:180,000-190,000

税金、社会保険、家賃・光熱費などを引いたあとの金額

支出:50,000

食費

30,000-40,000

雑費

10,000

差額:130,000-140,000

毎月親へ仕送り

私の場合は雇用契約書にボーナスについて記載がないため、ボーナスはもらっていません。

技能実習2号への移行

先日、業務開始から1年たつと受験する技能実習1号の試験に合格し、2号に昇格しました。試験は日本語と技能テストです。こちらの試験に合格すると雇用契約をさらに2年間延長することができます。技能の勉強は主に会社での仕事を通じて学んでいます。日本語の勉強に関しては、最初は会社から紹介された日本語学校に通っていました。しかし、日本語で日本語を学ぶことに慣れていなかったため、現在はウズベキスタン出身の友人に日本語を教えてもらっています。将来的には特定技能に進むか、帰国するかを検討中です。

写真の引用元:https://nemotokenso.co.jp/project/project03.php

これから日本に働きに来るウズベキスタンの方々にメッセージ

日本に来る前に3点注意してほしいことがあります。

  1. 雇用契約書にサインする前にしっかり確認すること。
  2. 日本語をしっかり学ぶこと。
  3. 日本の仕事のマナーを学ぶこと。

日本語とビジネスマナーは、私もまだ苦戦している部分があります。早く一人前になるために頑張りたいと思います。

コメントを書く
Profile picture

関連記事

公式アカウント