日本留学のための奨学金(私費奨学金)
日本留学のための奨学金(私費奨学金)
1. はじめに
留学生のために国費奨学金(日本留学のための奨学金(国費奨学金)だけではなく、私費奨学金もあります。この記事では日本学生支援機構(JASSO)や民間団体の奨学金について紹介します。これらの奨学金は、国費奨学金とは異なり、日本で留学を始めてから応募するものが多いです。また、奨学金については、①学校を通さずに留学生が奨学金支援団体に直接応募するもの、②大学・学校が窓口となり、学内選考で選んだ候補者を奨学金支給団体に推薦するもの③大学が窓口となり、学生推薦無しで応募書類をとりまとめ、奨学金支援団体に提出するものなどがあります。①~③とも、大学・学校の管理システム・メール・掲示板などを通じて案内されることがあるので、これらをしっかり確認しましょう。ただし、①については各民間団体のホームページなどで情報を確認して早めに書類を準備して応募することが望ましいです。
なお、日本語・英語のみですがSTUDY in JAPANというサイトで奨学金を調べることできます。
2. ウズベキスタン人が応募できる奨学金(自由応募)
ウズベキスタン人が応募できる奨学金をいくつか紹介していきます。奨学金の対象(年齢、所属大学、学校の種類、分野など)や応募条件については各自確認してください。
対象 | 専門学校(1・2年次) 短大(1・2年次) 学部生(1・2年次) |
募集分野 | ホームページで確認 |
応募時の居住地(日/外) | 日本 |
給付金額 | 月30,000円 |
支給期間 | 1年間 |
募集期間 | (2023年の場合)5月8日―5月15日 |
対象大学 | 限定なし |
対象 | 学部・修士・博士 |
応募時の居住地(日/外) | 海外 |
給付金額 | 学部:月100,000円 大学院:月140,000円 |
募集期間 | (2024年の場合)10/1~10/31 |
対象大学 | 指定大学のみ(100校以上)※詳細はHP参照 |
応募方法 | 実施団体に直接申し込む |
対象 | 学部・修士 |
応募期間 | 前期 例年2~5月(支給は10月開始) 後期 例年8~11月(支給は4月) |
給付金額 | 月50,000円~80,000円 |
支給期間 | 1年間 |
応募方法 | 一次選考 WEB願書・WEBテスト 二次選考 書類審査・性格検査 三次選考 オンライン面接 |
対象 | 高専・専門学校生・短大生・大学生・大学院生 |
対象分野 | 開発途上国の開発のための特定のテーマの技術(特に土木・電気・機械・農業・環境・開発経済等を優先) |
応募期間 | 例年12月~1月 |
給付金額 | 月80,000円~100,000円 |
支給期間 | 1年間 |
応募方法 | WEB申し込み 推薦書 |
対象 | 修士・博士 |
応募期間 | 前期 例年4~5月 後期 例年9~10月 |
応募時の居住地 | 海外も可 |
給付金額 | 支給期間によって金額は異なる 月210,000円(1~2年間) 月190,000円(3年間) 月160,000円(4~5年間) |
支給期間 | 1年間 |
応募書類 | 研究計画書 推薦書 成績証明書など |
対象 | 修士(29歳以下が望ましい) |
応募期間 | 例年10月 |
応募時の居住地 | 日本国内 |
給付金額 | 月180,000円 |
支給期間 | 2年以内 |
応募書類 | 申請書・推薦書・成績証明書・エッセイ・研究テーマ等 |
3. JASSO奨学金
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は自由応募ではなく、大学・学校を通じて応募します。
留学生受入れ促進プログラム
実施団体 | (独)日本学生支援機構(JASSO) |
対象 | 大学院生・研究生(大学院) 学部生・短大生・高専生・専門学校生 大学・短大・高専の留学生別科性・専門科生 日本語学校生など |
応募期間 | 3月下旬~5月上旬(学校により異なる) |
給付金額 | 月48,000円 日本語学校生は月30,000円 |
支給条件 | 学校の推薦 留学の在留資格を有すること 受給年度の成績基準を満たすこと |
応募方法 | 学校に問い合わせてください |
4. まとめ
日本で学ぶ私費留学生に対して様々な奨学金があります。この記事では自分で応募できる少額について紹介しましたが、学校を通じて応募できる奨学金もたくさんあります。学校によって応募できる奨学金の種類は異なるので、自分が進学する大学にどのような奨学金が用意されているのか、大学のwebサイトを確認したり、大学の留学生課に問合わせをするなどして調べてください。
奨学金をもらうには、成績・出席率・(修士以上であれば)研究計画が非常に重要です。また、指導教官などの推薦状が求められる場合も多いです。したがって、まじめに勉強をしてよい成績を収めることが奨学金をもらうためには大切です。
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