JAPAN CAREER PORTAL - Home
メイン

農業分野で技能実習から特定技能1号を取得し、そして2号へ

農業分野で技能実習から特定技能1号を取得し、そして2号へ

レベルアップするには休日を使って、試験対策することが大事!

Daler Juraev(ダレル・ジュラエフ)

出身地: サマルカンド
年齢: 29
既婚: 子供1
所属: 埼玉県農業関係企業
役割: 大和芋の栽培

技能実習生になる前に日本留学を経験

技能実習生になる前に日本留学を経験しました。サマルカンド外国大学付属のリツェを卒業後、東京の日本語学校に留学し、日本語能力試験N3に合格しました。しかし、必要以上にアルバイトをしたためビザが延長されず、2019年に帰国しました。それでも日本が好きだったため、再び日本へ行く方法を探し、技能実習制度に出会い、2019年に再度実習生として来日しました。

技能実習生として来日

ネット上で日本での就労案内を見て応募しました。面接と数学のテストを受け、26人の中から6人が採用されました。応募から派遣されるまで約9ヶ月かかり、送出機関に支払った費用は約3,000ドルでした。航空券などの費用は日本側の会社が負担してくれました。

日本への渡航と業務内容

2019117日に来日し、約1ヶ月間研修を受けました。研修内容は主に日本の生活習慣やルールに関するものでした。研修期間中は3食が提供され、約4万円の給料も受け取りました。

埼玉県深谷市に配属され、ウズベク人の先輩が仕事や日本人とのコミュニケーションについて親切に教えてくれました。現在、私たちが働いている場所は「畑」「温室」「加工工場」の3つの分野に分かれています。私は「畑」チームに所属しており、日本人3人、去年採用された技能実習生3人、そして私を含め7人で仕事をしています。チームで協力しながら、土地の耕種、水や肥料の供給、雑草取りなど、大和芋の栽培に関する全ての作業を担当しています。仕事は農業で天気や季節性に影響されるため、決まった休日はありません。業務に合わせて休みを取るのが一般的です。トラクターなどを使うため、作業が大変なことはあまりありませんが、夏の暑い日や冬の寒い日も外での作業が大変です。毎月の給料日(15日)や、ウズベキスタンの仲間と一緒に仕事ができることが楽しみです。

収入と支出

収入:250,000

手取り給与

240,000

税金、社会保険などを引いたあとの金額

家賃・光熱費:10,000円が給与から引かれる

支出:40,000

食費・雑費

40,000

差額:¥200,000

毎月ドルに両替し、親へ仕送り

6ヶ月に一度150,000円のボーナスもある

上記は特定技能に上がってからの金額であり、技能実習生時代の毎月の平均収入は200,000円ぐらいでした。

技能実習から特定技能へのレベルアップ

技能実習生として1年間働いた後に技能実習1号のテストを受けて合格すれば技能実習生2号となり、雇用契約をさらに2年間延長できます。また、技能実習2号のテストを受けて実技試験に合格すると、同じ職種・作業を行う場合は特定技能に無試験で移行することができます。給料を上げるためには、この試験に合格して特定技能に移行することが非常に重要です。私は仕事の後や休みの日を使って勉強しました。組合(監理団体)が教材の提供や試験の申し込みなどを支援してくれました。

日本で働いて学んだこと

農業は時間と量が非常に重要な仕事です。よい野菜を育てるためには決められた時間内に決められた量の肥料を与える必要があるように、適切なタイミングで適切な世話をすることが大事です。この仕事を通じて日本人の強みである几帳面さのスキルが身につきました。また、職場の上司や先輩から「量よりも質が大事」とよく言われます。せっかく育てた野菜が運ぶときに潰れてしまい、質が悪くなってしまうとお客様に迷惑をかけ、信頼関係が悪化してしまいます。常に上記のことを意識しながら仕事に励んでいます。

将来の予定とこれから日本に来るウズベキスタン人へのメッセージ

現在、9月に行われる特定技能2号の試験対策をしています。早く合格し、家族と日本で暮らしたいと考えています(※特定技能2号の場合、配偶者と子を連れてくることが認められています)。これから日本に来る予定の方々には、何よりも日本語の勉強を頑張ってほしいと思います。

コメントを書く
Profile picture

関連記事

公式アカウント