困(こま)りごと⑥「技能実習中(ぎのうじっしゅうちゅう)に帰国(きこく)を求(もと)められたら」
困(こま)りごと⑥「技能実習中(ぎのうじっしゅうちゅう)に帰国(きこく)を求(もと)められたら」
彼女(かのじょ)は技能実習(ぎのうじっしゅう)をしていましたが、送出機関(おくりだしきかん)の社長(しゃちょう)が日本(にほん)に来(き)て、「会社(かいしゃ)はあなたを要(い)らないと言(い)っている。明日(あした)、一緒(いっしょ)に帰国(きこく)しよう」と迫(せま)りました。彼女(かのじょ)がどうやって大変(たいへん)な状況(じょうきょう)をのりこえたのか紹介(しょうかい)します。
で
しすぎる
を
できないことを
に『もう
に
なくていい』と
われました。
それは
ですね。
と
は しましたか?
はい。でも、
が
を「
ない」と
って
へ
るように
めています。
は、あなたが
したくないのに、
へ
らせることは できません。
などに
してみましょう。
帰国(きこく)を強要(きょうよう)された
相談者は30代の女性で、縫製工場で技能実習をしていました。会社から1日200枚の服をぬうように指示されましたが、毎日3時間残業しても150枚が精一杯でした。
すると、社長から「もう会社に来なくていい」と言われました。そのときは組合(監理団体)が社長をなだめてくれましたが、その4カ月後、送出機関の社長が母国からやって来て、「会社はあなたを要らないと言っている。明日、一緒に帰国しよう」と彼女に迫りました。
支援団体(しえんだんたい)に相談(そうだん)
相談者は以前から支援団体にSNSで相談していました。送出機関が来た日も、相談室の代表者に「母国に連れて帰られそうなので、助けて!」と送信し、代表者は以前から連絡していたOTIT(外国人技能実習機構)と 労基署(労働基準監督署)に通報しました。
すると、翌朝、OTITの担当者たちが会社に来て彼女を保護してくれました。その後、会社は技能実習を行う資格を取り消され、彼女は新しい会社に転職できました。
彼女の保護と転職についてくわしい記事はこちら
強制帰国(きょうせいきこく)は違法(いほう)です!
技能実習法やその運用要領は次のような内容を定めています。
- 技能自習生を途中で帰国させる場合は、実習生に「希望していないのに途中で帰国する必要はない」と書面で十分に説明し、意思を確認しなければならない。
- 技能実習生が実習を続けたい場合、受入会社や監理団体が次の実習先を見つけなければならない。
OTITや支援団体(しえんだんたい)を頼(たよ)ろう
組合や受入会社の対応が不当な場合は、OTITに相談しましょう。母国語で相談内容を送信できます。
※民間の支援団体にも相談できます。
【参考(さんこう)】もっと知(し)りたい人(ひと)はこちらをcheck!
参照元:JP-MIRAIポータル (https://portal.jp-mirai.org/ja/experiences/s/trouble/trouble6)
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