日本留学のための奨学金（国費奨学金）

1. はじめに

日本に留学したい外国人のために、様々な奨学金制度が存在します。この記事では、主に文部科学省（MEXT）の国費奨学金について説明します。なお、応募資格や応募手続は変更される場合があるので、必ず在ウズベキスタン日本国大使館のウェブサイトにある「文部科学省国費留学生プログラム」で最新の募集要項を確認してください（在ウズベキスタン日本国大使館）。

2. 国費奨学金(MEXT)

2024年時点で、ウズベキスタン人が受けることができる奨学金プログラムは5つです。

学生向けプログラム

【学部留学生】

【日本語・日本文化研修留学生】

【研究留学生】

社会人向けプログラム

【ヤングリーダーズプログラム】

【教員研修留学生】

3. 文部科学省奨学金の申請方法

• 大使館推薦

在ウズベキスタン日本国大使館による選考（書類審査・筆記試験・面接）が行われます。大使館が選んだ候補者を文部科学省に推薦し、最終的に文部科学省が合格者を決定します。大使館推薦の詳しい手続や書類については、大使館のwebサイト（在ウズベキスタン日本国大使館）を確認してください。

• 大学推薦

日本の大学が大学間交流協定等により募集し、文部科学省に推薦する方法です。研究留学生、学部留学生、日本語・日本文化研修留学生が対象です。日本の大学と協定等を締結しているウズベキスタンの大学に在籍している学生のみが応募することができます。たとえば、タシケント国立法科大学は名古屋大学と協定を締結しているため、タシケント国立法科大学の学生は、名古屋大学法学研究科の修士コース（英語）に大学推薦の応募をすることができます。自分が在籍している大学に大学推薦枠があるか確認してみましょう。

4. おわりに

毎年、国費奨学金の募集に対して多くの人が応募します。「研究留学生」や「日本語・日本文化研修留学生」に合格するためには日本語の試験でよい成績を取ることや、よい研究計画を書く必要があります。筆者はタシケント国立法科大学内にある名古屋大学日本法教育研究センターで学生に教えていましたが、締切直前に慌てて準備を始める学生がとても多かったです。しかし、準備が足りないと合格するのは難しいです。日本に留学するためには、また、留学後の勉強を充実させるためには、余裕をもって計画的に準備することを強くおすすめします。